大人になるとやりたいことがないのはなぜだろう。人生をやり直したい

教育

大人になると人生をやり直そうと思うときがある

大人になると「こんな人生を送るはずじゃかった」と考えることはありませんか。仕事と家の往復ばかりで楽しい人生から遠ざかっていたり、せっかく大学まで卒業したのに、育児と仕事の両立が難しくパート勤務をしていたりする人もいるかもしれません。

こんなはずじゃなかったと思い、育児や仕事に慣れたり、区切りがついてくると、新しいこと・やりたいことをやってみようと考える人も多くいるかもしれません。

わたしもその中の一人。40歳を迎え、子育てもだいぶ落ち着いてきて、わたしが本当にやりたかったことは何かと必死に思い出そうとしていました。

しかし、わたしって何がやりたいんだろうって考えても、アイデアが浮かばないのです。

それもそのはずです。わたしは既存の職種だったり、会社にあまり興味がないのです。もちろん世界のために働く国際機関や航空会社など入ってみたい場所はありました。

しかし、語学力が足りなかったりして就職活動時はエントリーすらしませんでした。

必死で語学力をあげようとしていなかったのも事実です。特定の会社、職種に興味がある人がうらやましいです。

わたしは具体的な仕事というより、「旅して暮らしたかった」や「社長になりたかった」ことしか思い浮かびませんでした。

つまり私のやりたいことは仕事ではないようです。

学生が終わったらすぐに就職の流れがある

大人がやりたいことがないのは社会の仕組みも原因だといえます。日本では大学は留学など特別な理由もなく、留年するのは良かれと思われていない風潮があります。

しかし海外では大学の期間に、休学したりして海外に長期旅行にいったり、ワーホリにいったりして「自分はいったい何がやりたいのか」考える機会を持つ人も多くいると聞きます。

本当であれば日本も同じような流れがあってもいいと思います。高校まで勉強三昧、大学に入ってすぐにやりたいことが決まる人ばかりではないと思います。

医学部など専門分野の勉強をする大学に入った人でさえ、大学入ってみたらやっぱり違うかもと違和感を感じる人もいるかもしれません。

そんなときにその場を離れて、アルバイトでもしてみたり、視野を広げる活動をしていたら仕事へのミスマッチも小さくなるだろうにと思うのです。

医者になりたい、ひとつをとっても、誰にどんな医療を、どういう形で届けたいか考える余裕(時間)があってもいいのにと思うのです。

医者であれば大学付属や提携の病院での研修が最初にあると思います。息をつく暇もなく、流れにそってカリキュラム通りに進んでいってるようにしか見えません。

とても忙しい渦の中にいるように思えます。そんな日々では自分の気持ちを内観する時間も取れないのではと思うのです。

このようにストレートに大学を卒業し、みんな4月に一斉に社会人になるという仕組みはどうなのかと思います。

一斉に就職活動をして社会人になる仕組みは若者の失業率を減らす良い仕組みのようですが、留年を良しとしない風潮はせめて変えていってほしいと思います。

会社員以外の職業が一般的になってほしい

わたしが就職活動をしていたときは会社に就職するというのが当たり前でした。そのときも違和感を感じていました。会社を選んでもどこのどんな職種につくかは選べない。つまりやりたいことをやるために仕事につくのではないということです。

職に就くのであれば、自営業だったり、職人になるという選択肢があってもいいのにと当時も思ってました。

大学を中退や卒業して、起業するような人は本当にひとにぎりしかいませんでした。

2024年現在であればyoutuberになる人や専業投資家になる人もいるかもしれません。

わたしが今願うのは会社員ではない職業を選ぶ人も、生きやすい世の中になってほしいと思います。

会社員は安定して給料が入りますが、お金と引き換えに自分の時間を差し出す仕組みです。会社員はいろんな保障はありますが、ある意味奴隷のように感じます。辞める自由もありますが、商売を築いた人が金持ちになるために働いている印象を受けます。

それなら発展途上の国のように、みんながチャンスがあれば起業をねらっていくような起業家を育てる教育をしていけば良いのにと思うのです。

会社員でなく、個人事業であっても、自分の好きなことをやっていくスモールビジネスが多数あってもいいと思うのです。

人の好みが多様化していて、世界中の人向けに商売ができる土壌ができました。

今後はいろんな起業家が生まれていってほしいなと思います。わたしも40代と遅咲きですが、会社員ではない生き方ができるようになりたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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